⚫︎ 株を始めようと思ったけど、どうやって始めたらいいの?
⚫︎ 株で稼ぐ仕組みって?
⚫︎ 証券会社はどこでも同じなの?
いざ、株式投資を始めようと思っても、このような悩みが出ている人も多いことでしょう。
本記事では、株式投資初心者にわかりやすく丁寧に「株式投資の仕組み」や「失敗しない証券会社選びのポイント」を解説していきます。
本記事をまとめると
⚫︎ 株式投資を始めるときは、証券会社で口座開設をするのが必須
⚫︎ 株式投資の利益は「値上がり益」「配当金」「株主優待」の3つ
⚫︎ 初心者は、長期保有・少額から始めるのが良い
⚫︎ 証券会社は、店舗型よりもネット証券の方が手数料が安い
⚫︎ 初心者が選んで失敗しない証券会社3選「SBI証券」「楽天証券」「LINE証券」
という私も投資家1年生です。
始める前は、こんなに証券会社選びが大事だって思っていなかった・・・。
なぜなら、将来の資産が数100万円レベチですから。
本当に最初が肝心です。
本記事を読めば、『株式投資の基本的な始め方』『失敗しない証券口座選び』ができ、初心者でも迷うことなく投資家としての一歩を踏み出すことができますよ。
では、本題に行ってみましょう。
株式投資の基本的なやり方
株式投資の全体像としては、以下の通りです。
株式投資の全体像
① 証券会社を選んで、口座開設をする。
② 口座に資金を入金する。
③ 購入する銘柄を選ぶ。
④ 銘柄を購入する。
⑤ 保有する銘柄を売却するまたは、継続保有する。
順番に解説していきますね。
ステップ1 証券会社を選んで、口座開設をする
株式投資を始めるには、証券会社を選んで口座を開設する必要があります。
株は発行している企業から直接購入できるわけでなく、証券取引所にて行われています。
ですので、株取引の窓口となる証券会社で口座を開設することが必要なのです。
証券会社には、大きく「店舗型」と「ネット型」があります。
特徴はこのような感じ。
○メリット | ×デメリット | |
店舗型 | ・担当者に直接相談できる | ・売買手数料が高い |
ネット型 | ・売買手数料が安い | ・情報収集は自分で全てやる |
具体的な売買手数料の一例を見てみましょう。
国内現物取引
1取引あたり
|
20万円以下
|
20万円超50万円以下
|
野村證券 (店頭)
|
2,860円
|
約定代金 × 1.43%
(50万円の場合 7,150円)
|
SBI証券 (ネット証券)
|
アクティブプラン:無料 スタンダードプラン:55円〜115円 |
アクティブプラン:無料 スタンダードプラン:275円 |
ちなみに、どの証券会社でも口座開設は『無料』
複数口座を持っていてもOK。
証券会社選びは大事です。
なぜなら、ここを間違えると10年・20年後の資産形成において数十万円レベルで変わってくるからです。
例えば、20年間、年間100万円国内株式に投資したとすると、
野村證券(店頭)だと約29万円手数料で支払うのに対し、SBI証券(ネット型)だと0円です。
初心者の場合、対面や電話で相談しながら買えるので安心という気持ちもわかりますが、ネット型の方が資産形成上は有利と言わざるおえません。
後段で証券会社選びのポイントと初心者が失敗しない証券会社をわかりやすくお伝えしますので、迷っている人は、みてください。
証券会社を決めたら、早速口座開設を進めましょう。
ステップ2 口座に資金を入金する
主には、以下の3通りの方法があります。
いずれの方法でも入金は可能ですが、できるだけ手数料と手間がかからないやり方で進めると良いですよ。
入金方法とメリット・デメリット
入金方法 | メリット | デメリット |
⚫︎ 系列銀行からの自動入金 | ・もっとも手間がなく便利 | ・対応しているネット証券でしか使えない |
⚫︎ 提携銀行(ネットバンク)からの即時入金 | ・すぐに入金が反映される ・ほぼ全ての証券会社が対応している ・手数料も証券会社が負担するのが一般的 | ・都度入金が必要 |
⚫︎ ATMや窓口から銀行振込 | ー | ・時間と手数料がかかる |
初心者は、少額から始めるのが大事です。
なぜなら、株価が下がった時に、大金だとメンタルがやられる可能性があるからです。
最低どのくらいの資金が必要なの?
数百円や1000円で買える銘柄もあるよ。
ステップ3 購入する銘柄を選ぶ
次に購入する銘柄を選びます。
銘柄選びには、経験が必要になります。
初心者は、まず自分の知っている企業の株を少量購入して、株式投資の仕組みに慣れることが大事です。
自分の知っている企業って言われても、悩むな〜
そんな時は、「自分が将来もずっと使い続けるだろうモノやサービス」を想像してみて。
じゃあ僕は、これが好きだから「ユニチャーム」の株に決めた💓
そうそう、その調子!
ステップ4 銘柄を購入する
実際に、株式(銘柄)を購入してみましょう。
株式を購入するときは、「指値注文」「成行注文」「逆指値注文」の3つの注文方法から選んで注文します。
注文方法
⚫︎ 指値注文:自分の希望する金額で注文する
⚫︎ 成行注文:価格指定せずに現在買える金額で注文する
⚫︎ 逆指値注文:自分が指定する金額まで上がったら注文する
銘柄ごとに購入できる株数の単位が異なります。
国内株式の場合、最低単元株が100株のことが多いですが、ネット証券だと1株や1000円から買えるものもあります。
しかし、その場合、指値注文はできないので、自分が考えていた金額より高かった〜なんてことも。
ステップ5 保有する株式を売却するまたは、継続保有する
ここの判断が難しいですよね。
少しでも利益を増やしたいし、損失は最小限にしたいですから。
これは売却のタイミングをあらかじめ決めておくと判断しやすくなりますよ。
例えば
⚫︎ 株価が○円まで上がったら(下がったら)売買する
⚫︎ 配当金や株主優待の権利確定日を過ぎたら売る
など
株式投資でえられる利益 | 株で稼ぐとは
株式投資は、以下3種類の利益で稼ぐことができます。
株式投資で得られる利益
⚫︎ 値上がり益(キャピタルゲイン)
⚫︎ 配当金(インカムゲイン)
⚫︎ 株主優待
値上がり益(キャピタルゲイン)で稼ぐ
株式を買った時よりも値段が高くなった時に売ることで得られる売却差益のことです。
例えば、10万円で買った株が15万円になった時に売れば、5万円の利益となります。
値上がり益は、短時間で利益を出せるというメリットもありますが、株価の動きを読んで投資をする方法は難しく日中本業がある人には適しません。
値上がり益を狙うのであれば、中長期でゆっくり投資をする方がよいでしょう。
長い目で投資をすることは、目先の株価変動に惑わされにくくなり、企業の本質的な価値を把握しやすくなるからです。
値上がり益(キャピタルゲイン)で稼ぐ
メリット | ・短期間で利益を得られることもある ・稼ぐ仕組みがシンプルで初心者にもわかりやすい |
デメリット | ・短期間で大きな損失が出る可能性がある ・短期的な株価の予測は難しい |
配当金(インカムゲイン)で稼ぐ
配当金は、企業が得た利益の一部を株主に分配するものです。
配当金を得るためには、企業が定める権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。
また、業績によっては、配当金が減ったり、なくなる場合もあるので注意が必要です。
配当金(インカムゲイン)で稼ぐ
メリット | ・不労所得が得られる ・日々の株価変動を気にしなくて良い |
デメリット | ・企業の業績が悪ければ減配や無配当なこともある ・まとまった投資額が必要 |
株主優待
企業が株主に対して行うプレゼントのこと。
その内容は、自社製品や自社サービスの優待券や割引券などが多いですが、お米やカタログギフトや図書カードなどを配る企業もあります。企業によっては、保有株数や株式保有期間によって優待の内容を変えているケースもあったり、株主優待のない企業もあります。
また、株主優待をもらうには、権利確定日に一定数の株式を保有している必要があります
株主優待で稼ぐ
メリット | ・株を保有しているだけで、生活が豊かになる。 |
デメリット | ・株主優待が廃止になることもある ・一定数の株式を保有している必要がある(=まとまった投資額が必要) |
【初心者向け】失敗しない証券会社の選び方
初心者の人は、株式投資を始めるときの証券会社を選びにおいて、何を判断基準にしたら良いか迷いますよね。
先に、わたしの失敗談をお話しします。
実際のわたしの話
私は、会社の持株会の関係で野村證券に口座を持っていました。
だから、「野村でNISA口座もつくっておくか!」ってノリで開設。
しかも、「聞きながらできるし安心でしょ?!」ってノリで窓口で。
勧められるがままに「手数料の高い米国成長株」他1銘柄を一般NISAで積立を始める。
その後、自分で投資の勉強を始め、手数料も安く人気の銘柄を買おうと野村證券オンラインで検索しても出てこない。
担当者に確認すると、「取扱がない」とのこと・・・・
泣く泣くNISA口座は諦め、ネット型の証券会社(SBI証券)で口座を開設し、課税口座にて積立をしています。
20年以上の長期運用を考えているだけに「NISA口座の活用ができない」のは最低100万円以上資産形成の損失になります。
この経験からも証券口座は複数開設をおすすめします。
なぜなら、私のように後から買いたい銘柄が出てきた時に複数持っているといずれかで購入できる可能性があるからです。
もちろん、システムメンテナンスや通信状況が悪くアクセスができなかったりしたときに機会損失を極力抑えることもできます。
次の5点をおさえておきましょう。
証券会社を選ぶポイント
✅ 売買手数料はかかるのか
✅ 欲しい銘柄の取り扱いがあるか
✅ 単元未満株の取り扱いの有無
✅ 使い勝手(アプリやサポート体制の有無)はどうか
✅ (ジュニアNISAも検討している場合)未成年口座開設はできるか
⚫︎ 売買手数料はかかるのか
株式投資で利益を得たいなら、売買手数料の安い証券会社を選びましょう。
店舗型の証券会社よりもネット型の証券会社の方が手数料が安くなっていますが、売買手数料は発生してしまいます。
具体的な金額で見てみましょう。
手数料がいかに大事かわかりますよね。
国内現物取引
1取引あたり
|
20万円以下
|
20万円超50万円以下
|
野村證券 (店頭)
|
2,860円
|
約定代金 × 1.43%
(50万円の場合 7,150円)
|
SBI証券 (ネット証券)
|
アクティブプラン:無料(1日100万円まで) スタンダードプラン:55円〜115円 |
アクティブプラン:無料(1日100万円まで) スタンダードプラン:275円 |
株式投資では手数料などの無駄なコストをいかに抑えるかは、重要なポイントになるため手数料を比較して安い証券会社を選びましょう。
⚫︎ 欲しい銘柄の取り扱いがあるか。
証券会社によっても取扱いできる銘柄に違いがあります。
証券会社でせっかく口座を開設しても、自分が購入したい銘柄がないと意味がありません。
買いたい銘柄とかまだわからないって人は、取り扱っている銘柄数の多い証券会社を選んでおこう。
投資信託の本数 | |
SBI証券 | 2,696本 |
楽天証券 | 2,648本 |
松井証券 | 1,254本 |
auカブコム証券 | 1,197本 |
マネックス証券 | 1,172本 |
⚫︎ 単元未満株の取扱はあるか。
国内株式の取引の基本は、100株(1単元)です。
例えば、A社株価3000円の株を購入しようと思うと、30万円必要です。
1株だと場合は、3000円で良いのです。
このように初心者にやさしい単元未満株は、全ての証券会社で取扱っているわけではありませんので、事前に調べておく必要があります。
単元未満株が買える証券会社
⚫︎ LINE証券
⚫︎ CONNECT
⚫︎ SMBC日興証券
⚫︎マネックス証券
⚫︎SBI証券
⚫︎ auカブコム証券
⚫︎ 岡三オンライン
⚫︎ 野村證券
そんなわたしの株デビューは、LINE証券。
右も左もわからない中で何十万円の投資は怖かったんだよね。
でも、1株から買えるのはとても始めやすかったよ。
最悪、損したとしても「投資額以上に損する事はない」からね。
⚫︎ 使い勝手はどうか。
証券会社によって提供しているサービスは異なります。
「アプリは直感的に操作ができるか?」
「チャットやAIでサポート体制はあるか?」
「株式売買以外のメリットはあるか?」
事前にホームページで確認しておくと良いです。
店頭開設の場合、担当者に相談しながら開設から取引までできますが、逆に言うと「電話や直接以外はできない」のです。
つまり、あなたの貴重な時間を割いてしまうので、自分の時間やペースでできる方法も兼ね備えている証券会社選びは大切です。
例えば、楽天証券だと、日経新聞が無料で購読できます。
本来なら月額4、5千円しますので、口座を持っているだけで読めるなんて素敵💓
⚫︎ 未成年口座開設はできるか?(ジュニアNISAも検討している場合)
お子さんがいるママやパパの中には、子供の教育資金形成のためにジュニアNISA口座を検討されている人もいるでしょう。
その場合は、ジュニアNISA口座の開設ができるか否かも確認をしておきましょう。
同じ証券会社に親の口座も必要になるので。
また、ジュニアNISA口座選びは、親の証券口座選びよりも100万倍大事です。
なぜなら、一度開設してしまうと金融機関変更ができないからです。
「なんとなく知っているから」といった理由で金融機関を選ぶと、「投資したい商品の取り扱いが無くて困った」などということになりかねません。
例えば、ネット証券の楽天証券やSBI証券であれば約2,600種類もの投資信託銘柄から選べますが、ゆうちょ銀行ですと128種類(2020年4月1日現在)とぐっと選択肢が少なくなります。
買いたい銘柄の取り扱いがなかった場合、親のNISA口座は、金融機関を変更すればよいですが、子供分はそうはいきません。
ですので、とても大事なのです。
【初心者向け】失敗しない証券会社3選
投資初心者の人におすすめの証券会社を3つ厳選します。
迷うならば、全部口座開設しておきましょう。
ただし、NISA口座は、一人一口座のため、SBI証券または楽天証券にしておけば失敗ないです。
失敗しない証券会社3社比較表
SBI証券 |
楽天証券 |
LINE証券 |
|
取扱商品 |
国内株式・外国株式/ETF・投資信託・ラップ・債権・FX・先物オプション・CFD・金銀プラチナ |
国内株式・外国株式/ETF・投資信託・ラップ・債権・FX・先物オプション・CFD・バイナリー・金プラチナ | 国内株式 |
売買手数料 |
無料 (アクティブプラン・1日の約定代金100万円まで) |
無料 (いちにち定額プラン・1日取引合計100万円まで) |
55円〜1070円 |
NISA 積立NISA |
できる | できる | できる |
ジュニアNISA |
できる |
できない | できない |
投資信託の本数 |
2,696本 |
2,648本 | 33本 |
単元未満株 | ある(S株) | ない |
ある(いちかぶ) |
IPO取扱銘柄数 | 122社 |
75社 |
|
アプリの有無 |
ある |
ある | ある |
ポイント連携 |
Tポイント Pontaポイント Dポイント Vポイント |
楽天ポイント | LINEポイント |
おすすめ度 |
★★★★★ |
★★★★★ | ★★★ |
おすすめポイント |
・ジュニアNISAで外国株の取扱いがある ・国内No. 1の口座開設数880万口座 ・手数料や取扱銘柄数など総合的にみて秀逸! |
・楽天ポイント投資もできる ・日経新聞が無料で読める ・国内No.2の口座開設数800万口座 |
・スマホ画面の見やすさNo. 1 ・少額投資が可能なので始めやすい ・LINEで配信されるニュースが初心者の悩みを的確に捉えていて有益 ・銘柄ごとにアナリスト評価が書かれておりプロの目線もわかるので買いやすい |
どんな人におすすめ |
・ジュニアNISA口座の開設も予定していて、手数料も安くおさえたい人 ・外国株や外国ETFにも興味がある人 |
・楽天経済圏の人 ・日経新聞を購読している人は、購読料を投資に回せるのでGOOD! |
・初心者で一株の少額投資から始めてみたい人 ・PCよりスマホ操作がよい人 |
◎ SBI証券・・・アクティブプランは1日の約定代金100万円まで売買手数料「無料」
SBI証券には、1日の約定代金が100万円以下の場合に手数料が無料になる「アクティブプラン」があります。
数万円から数十万円までの資金で投資を検討している人には、うれしい手数料体系です。
単元未満株は買付手数料が無料なので、気軽に投資を始められます。
また、投資信託や国内・海外の現物取引においても取扱本数も多いため、迷ったらSBI証券にしておけば間違いないです。
デメリットは、操作性が分かりずらいことです。
SBI証券の口座開設はこちら
○ 楽天証券・・・楽天ポイントも運用に回せるので◎
楽天経済圏の人は迷わず楽天証券一択。
ジュニアNISA口座も開設できますし、お買い物で貯めたポイントを投資に回すこともできます。
また、口座を開設するだけで、「日経新聞」を無料で読むことができるようになるので、毎月4・5千円の支出を投資に回すことも可能です。
楽天証券の口座開設はこちら
○ LINE証券・・・初心者でも直感的に操作しやすく1株から取引可能
LINE証券は、スマホでの取引に特化したネット証券です。
視覚的なわかりやすさを重視した設計で、シンプルで初心者でも簡単に操作ができます。
銘柄ごとにアナリスト評価も記載されており、経験がない初心者には心強い。
アナリスト(プロ)の評価やコメントは、売買の判断に迷った時の後押しになるから。
初心者の人がまず始めに口座開設するのにおすすめです。
投資が身近に感じられること間違いないですよ。
\LINE PayやLINEポイントでも株を買える!/
LINE証券の口座開設はこちら